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Yumopedia ~プラスチック・樹脂用語解説~

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※本用語集は、当社で調べた用語の意味を簡潔に記載しています。
本用語集に記載されている情報の正確性・完全性を保証するものではありません。

熱硬化性樹脂 物性 Yumopedia


熱硬化性樹脂

熱硬化性樹脂とは

加熱によって分子間の架橋が形成され、より硬くて耐熱性のある材料に変化する樹脂のことです。また、再度加熱しても変形や溶解はしません。
熱硬化性樹脂は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、メラミン樹脂などの種類が存在します。これらの樹脂はそれぞれ異なる特性を持ち、さまざまな用途で活用されています。例えば、エポキシ樹脂は強靭さと接着力に優れ、コンポジット材料や電子部品の製造に使用されます。一方、フェノール樹脂は高い耐熱性と難燃性を持ち、絶縁材料や耐摩耗部品に適しています。

熱硬化性樹脂の特徴

【硬度と耐熱性】
熱硬化性樹脂は架橋によって強固な構造を持ち、高い硬度と耐熱性を備えています。そのため製品や部品が耐久性を備え、高温環境下でも安定した性能を維持し、荷重や振動に対して優れた性能を発揮します。
【割れやすさ】
熱硬化性樹脂は硬くて脆い特性を持つことがあり、切削過程での過度な力や振動が原因で割れる可能性があります。適切な切削条件と工具の選定が重要です。
【切削抵抗】
切削時には切削抵抗が発生します。架橋構造にある熱硬化性樹脂は熱可塑性樹脂に比べ切削抵抗が大きくなります。そのため切削温度も上がり刃物の摩耗に繋がり、工具寿命を短くしてしまう可能性があります。
【切削加工による熱の発生】
切削加工中に熱が発生しやすいため、適切な冷却や切削速度の調整が必要です。過熱によって材料が変質することがあるため、十分な注意が必要です。

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