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素材technology

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PTFE


名称

PTFE(ポリテトラフルオロエチレン:フッ素樹脂)

PTFEの特徴

《PTFEの長所》
耐熱性・耐薬品性・耐摩耗性に優れています。
フッ素樹脂は4フッ化エチレン樹脂(テフロン®と同等)です。

剥離・滑り助長・耐薬品を求める場合、横に出る素材はありません。

《使用・加工の際の注意点》
寸法安定性・膨張係数が比較的悪く、加工し辛いです。
精密部品への使用には不適切です。

外観

表面の手触りは非常に滑らかです。
白色

用途

食品、医療機器部品、半導体、液晶関連部品、ローラー、実験器具等

取り扱いメーカー

株式会社アイワ
株式会社バルカー
ニチアス株式会社
淀川ヒューテック株式会社

樹脂加工・プラスチック加工は湯本電機にお任せ下さい。
短納期で高品質の樹脂加工品を大阪・東京から全国へお届けします。

湯本電機では切削加工から3Dプリントまで、様々なプラスチック加工に対応しております。
対応可能な加工については「プラスチック加工・樹脂加工 加工方法一覧」へ。

特性

比重 2.14
耐熱温度 -40~250℃
電気特性 絶縁
寸法安定性 ×
耐摩耗性
耐衝撃性
すべり特性

加工事例

PTFE テフロン
素材のワンポイント講座

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提案事例PTFE テフロンに関連する提案事例をまとめました

PTFE(テフロン)でコネクター製作治具使用時の匂いの解決

使用素材 PTFE(テフロン)の事例

以前までベークライト製治具を使用していましたが、高温になった際に異臭を放ち、作業者にとって大変不快であるというご相談をいただきました。
使用時の最高温度を確認したところ、その使用箇所での最高温度は150℃位だという事でした。
この温度はベークライトの耐熱温度を超えていました。
ベークライトの耐熱温度は紙ベークライトで-50℃~130℃、布入りベークライトで-50℃~140℃です。
ベークライトは熱硬化性樹脂であるため、耐熱温度を超えた温度での使用で焦げ、異臭を放っていたものと考えられます。
この問題解決のためには部品の温度域に合った適切な素材選定が必要でした。
そこで耐熱温度-100℃~250℃のPTFE(テフロン)でのジグの製作を提案させて頂きました。
強度、耐薬品性等の他の条件も十分であるということで採用して頂き、結果匂いの発生を無くすことができました。

【お客様の声】
候補素材について丁寧にご提案いただき、ありがとうございました。
色々な樹脂素材を扱っているということで、アドバイスも納得の行くものでした。
適切な素材を選ぶことができました。
(製造業/広島県)

【ワンポイント】
PTFE(テフロン)は広い温度範囲に渡って長時間の使用に耐えることができます。
しかし、PTFE(テフロン)の融点の327℃に到達すると、溶け出すため機械的強度は急落します。
すべての樹脂・プラスチックに言えることですが、耐熱温度外での使用は強度に大きな損失をもたらす他、発火などの危険もあるため、部品に要求される耐熱温度とその素材選びは注意する必要があります。

PTFE(テフロン)の素材ページはこちら

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UHMW-PE(ニューライト)で予算と条件を満たした素材選定

使用素材 UHMW-PE(ニューライト)の事例

食品機械の部品で滑りが良い樹脂での製作をご依頼頂きました。
依頼時は、滑りの良い樹脂の代表であるPTFE(テフロン)での見積依頼でしたが、お客様の予算と合いませんでした。
お客様の要求する滑りの良さをお伺いすると、PTFE(テフロン)のそれは過剰スペックであることが分かりました。
そこでPTFE(テフロン)よりも安価で滑りの良い素材であるUHMW-PE(ニューライト)を提案させて頂きました。
UHMW-PE(ニューライト)は耐摩耗性、滑り特性に非常に優れているプラスチックです。
耐薬品性に優れ無害であるため、今回のように食品機械の部品に多く用いられています。
結果お客様の予算内に収まり、要求スペックを十分満たした部品を製作することができました。

【お客様の声】
短納期でのご対応ありがとうございました。
丁寧に梱包されており、品質管理も行き届いておりました。
(東京都/製造業)

【ワンポイント】
UHMW-PE(ニューライト)はポリエチレンよりも分子量を高めたスーパーエンジニアプラスチックです。
密度が高いためポリカーボネート(PC)よりも高い耐衝撃性を備えています。
耐摩耗性と滑り特性に優れており、ローラーやコンベア等の摩擦の多い箇所の部品によく使用されています。

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テフロンコーティングの耐久性の向上

構造変更で解決の事例

テフロンコーティングをしている搬送架台を採用しておられたお客様が、コーティングを長持ちさせることで、
搬送架台としての機能を維持し、搬送効率を良くする方法を考えておられました。

まずコーティングがどこから弱っているのかを調査したところ、表面のビスの箇所からコーティングが剥がれていました。
そこで裏より固定する設計に変更することで、表面には一切干渉物のない形状にしました。
結果、コーティングの剥がれ具合は良化し、スムーズな搬送ラインに生まれ変わりました。

弊社ではテフロンコーティング自体も取り扱っております。
テフロンコーティングとは製品の表面に膜を形成することにより、耐熱性やすべり特性などを付与する加工です。
PTFE、PFA、FEP、ETFEの4種類のテフロンコーティングを取り扱っています。

テフロンコーティングの種類と特徴はこちら

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製作からコーティングへの提案

今までアルミで治具を製作されていましたが、治具に非粘着性が欲しいという理由により、テフロンで治具を作って欲しいというご要望を頂きました。
当然弊社でテフロンで加工する事も可能でしたが、価格帯から見てテフロン材はアルミ材の数倍程度するので、テフロンを削るよりも、既に存在するアルミ治具にフッ素コーティングをする方がお客様にメリットがあるのではと考え、提案させて頂きました。

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UHMW-PE(ニューライト)へ材質変更で過剰品質を抑える

使用素材 UHMW-PE(ニューライト)の事例

海外製の機械を中古品で購入し、しばらくは使用できておりましたが、故障したので分解して中を見てみると、PTFE(テフロン)製のローラーが破損していました。
メーカーに問い合わせてみるともう廃番となっており、部品の入手が不可能だった為、その部品を同じ材質で作って欲しいというご相談を頂きました。
使用環境や使用条件を伺ってみますと、PTFE(テフロン)程の耐熱性も必要ないとのことでしたので、UHMW-PE(ニューライト)での製作をご提案いたしました。
UHMW-PE(ニューライト)は滑り特性が非常に高い素材です。
また、PTFE(テフロン)よりも安価で食品機械等に多く使用されています。
今回はUHMW-PE(ニューライト)での製作を了承頂き、過剰品質を防ぎ、コストを抑えることができました。

【お客様の声】
廃番となっていた部品でしたので、ダメもとで見積もり依頼を出させていただきました。
何社か依頼しておりましたが、PTFE(テフロン)ですと、1点だけだったこともあり、大変高価でした。
どうしようか悩んでいるところに、こちらで別の材料でも条件を満たしているのでどうかとUHMW-PE(ニューライト)をご提案いただき、お願いしました。
同じ材質じゃないとダメだと思いこんでいたので、別の材料でコストダウンをできたことに感謝致します。
(製造業/東京都)

【ワンポイント】
ご使用環境や用途によって代替可能な材料は沢山あります。
過剰品質なものとなってしまいますと当然コストも上がってしまいます。
ご使用環境や用途を教えて頂けますと、最適な材料をご提案いたします。

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