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吸水率

物性

吸水率とは

吸水率とは、プラスチックがどれだけ水を吸うかという性質です。樹脂やプラスチックは素材によって水を吸う程度(吸水率)が異なります。水を全く吸わないもの、少しだけ吸うもの、吸いやすいもの、程度は広範囲です。
吸水率は使用箇所・用途によっては大変重要な指標です。受け軸などで使用する場合、吸水率を考慮して材質を選定、構造設計をしていないと回転不良が起こってしまう場合もあります。例えばメタクリル樹脂は比較的吸水率の高い樹脂です。吸水することで膨張し、機械的強度がわずかに低下します。

樹脂・プラスチックの吸水率の求め方

JISに定められた吸水率の試験方法のほとんどが「乾燥減量法」と呼ばれる試験です。乾燥減量法とは、まず水分を含んだ試験片の重さを測定し、その後一定の温度に保たれた恒温槽に入れて水分を蒸発させます。その際の恒温槽内の温度は通常、100℃前後に保たれ、試験片を約3~5時間放置させて乾燥させます。水分が飛んだところで、再度その試験片の重さを測定し、水分を含んだ状態より軽くなった重さ分を水分量として、そこから水分率を測定します。

樹脂・プラスチック素材別吸水率一覧

樹脂・プラスチック素材別吸水率一覧表
PBIPEEKPPSPTFEPAI
0.4%0.04%0.01%0.01%0.33%
PBTPVCPOMABSPET
0.08%~0.09%0.3%~0.5%0.7%0.1%~0.8%0.3%
PCPMMAPEUHMW-PEPP
0.15%0.3%~0.4%0.01%0.01%0.01%
紙ベークライト布入りベークライトエポキシガラスCFRPMC901・MC900NC
0.5%~1.3%1.6%~1.8%0.02%~0.03%6.0%
MC703HLMC602STMC801MC500AS R116ナイロン
8.0%5.5%6.0%7.0%9.2%
PBNターカイトユニレート赤ファイバーマシナブルセラミック
0.12%0.1%22.7%
PVDFロスナボードヘミサルべスサーモミオレックス
0.01%0.05%0.01%~0.1%2.0%~5.0%
TCボードサーモバリアカルホンL
<0.1%3.9%6.3%

グラフで視覚的に吸水性の比較をしたい場合、【吸水率の高いプラスチック・樹脂】の記事にグラフを載せておりますので御覧ください。

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