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6ナイロン樹脂より優れた性質をもつ「MCナイロン」素材のワンポイント講座


MCナイロンとは

青色のナイロン樹脂といえばMCナイロンと思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
MCナイロンとは、クオドラントポリペンコジャパン株式会社の商標登録名であり、一般名称はモノマーキャストナイロンというエンジニアリングプラスチックといいます。
モノマー(M)キャスト(C)ナイロンで、MCナイロンと名がついたそうです。
MCナイロンは本質的には6ナイロンと呼ばれるポリアミド樹脂のことです。
そのため、MCナイロンは通常の6ナイロン樹脂と類似した性質を示すか同様の傾向をもっていますが、全般的にみるとMCナイロンの方が6ナイロン樹脂より優れた性質を示し、実用的な特性をもっていると言われています。
MCナイロンは、主に4社のメーカーにて製造されています。それぞれの会社がどのような名称で販売されているのかをまず紹介します。
・クオドラントポリペンコジャパン株式会社
冒頭で紹介しましたように、MCナイロンとして販売されています。
その中でも基本グレードは「MC901/900」です。MC901に様々な充填剤を配合し、強化したグレードが他にあります。
耐候グレードである「MC801」・摺動グレードの「MC703HL」・高強度、耐熱グレードの「MC602ST」・導電グレードの「MC501CDR2」・帯電防止グレードの「MC501CDR6」・帯電防止、耐熱グレードの「MC501CDR9」等があります。
色もグレードによって異なるものがあるので、「MCの◯◯色」というかたちで問い合わせを頂くこともあります。
・タキロンポリマー株式会社
基本グレードは「モノマーキャストナイロン(MCN)」です。青色が品番「N550」ナチュラル色の品番は「N350」摺動グレードの黒色の品番は「N950」となります。
・ナック・ケイ・エス株式会社
基本グレードは「NMC」・摺動グレードは「MCMO」となります。
・三ツ星ベルト株式会社
製品名はキャストナイロンで、基本グレードは「CN-NB・CN-UD」です。摺動グレードは「CN-CL」・耐衝撃グレードは「CN-SR」・導電グレードは「CN-CDH」です。

MC901の特徴

次にMCナイロンの中でも、弊社でも取り扱うことが多いMC901について紹介します。
MC901は青色のナイロン樹脂です。よくお客様からは「MC青」や単純に「MCナイロン」で、とお問合わせやご注文を頂きます。
MC901は様々な工業用途で使用され、エンジニアリングプラスチックの中で最も汎用的な材質です。
MC901は、MCナイロンの基本グレードで、一般の6ナイロンに比べて機械的強度、化学的性質、熱的特性、耐摩耗性を向上させた樹脂です。
機械的強度・耐磨耗性に優れている為、車輪・ギヤ・軸受・スプロケット・ライナー・ガイド等の一般産業機械・搬送機械・食品包装機械等の各種部品として使用されています。
しかし、他の樹脂と比較すると吸水性が高いため寸法安定性は優れません。
また、非対称形のものの加工では、「歪み」あるいは「ソリ」が発生しやすいとも言われています。
比重は1.16・連続使用温度が低温で-40℃、高温で120℃です。
吸水率が高いと既に紹介しておりますが、吸水率は0.8%(23℃,水中24時間浸漬)、6.0%(23℃,水中飽和値)となります。
MC901の耐薬品性は、通常のナイロン樹脂とほとんど同じと言われています。
一般的に有機溶剤に強く、酸に弱いです。また食品衛生法に適合させるには、沸騰水に1.5時間浸漬する必要があります。

POM(ジュラコン)との違い

MCナイロンと同じく一般機械部品等に使用されるPOM(ジュラコン)と比べてみます。
まずは吸水率です。POMの吸水率は0.22%(23℃,水中24時間浸漬)、0.7%(23℃,水中飽和値)なので、MCナイロンの吸水率の高さが分かります。
また、POMは吸水率が低いため、寸法安定性にも優れています。
ただし、連続使用温度が、高温で95℃の為、耐摩耗性等もMCナイロンよりも劣ります。
また、MCナイロンと同じく有機溶剤には強い半面、硝酸・塩酸・硫酸などの強酸類には弱い材質です。
しかしPOMは有機薬品性が良好な為に、適当な接着剤が見つからないのが欠点となります。
その点MCナイロンは接着可能で、弊社でも接着の実績がございます。

MC901の規格・在庫

弊社では加工品や材料のみのご注文に対し、短納期対応をする為在庫として所有しています。
丸棒はφ20~φ170、板材は5~100mm厚は在庫として保有しておりますのですぐにご用意ができますが、その他の規格材料についても即日入荷が可能です。
ちなみにMC901の規格は、丸棒がφ20~φ600・板材は5~150mm厚まであります。
また、丸棒は大口のものでφ500~φ1000のものもメーカーから販売されておりますが、受注生産品となります。
MC901の定尺は、丸棒の場合、外径により、500mm・1000mm・300mmがあります。
板材も板厚により、600x1200mm・1000x1000mm・1000x2000mm・600x600mmがあります。
参考の為に、メーカーから発表されている定尺の寸法公差表も下記に記載します。

※MC901板

厚さ 公差
5~20 0~+1.0
25~45 0~+1.5
50~140 0~+3.0
150 0~+15.0
公差
600,1000 0~+15.0
長さ 公差
600~2000 0~+20.0

※MC901丸棒

外径 公差
20~35 +0.1~+1.0
40~50 +0.1~+3.0
55~140 +0.1~+4.0
150~250 +0.1~+5.0
長さ 公差
300、500、1000 +1.0~+15.0
外径 公差
275~350 +0.1~+8.0
375~450 +0.1~+15.0
長さ 公差
500 +1.0~+15.0
外径 公差
275~300 +0.1~+5.0
325~400 +0.1~+8.0
450~600 +0.1~+10.0
長さ 公差
300 +1.0~+15.0

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MCナイロンの特徴・用途などの素材ページはこちら。

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