アイゾット衝撃値とは
プラスチックの機械的性質として重要視されているのが靭性(衝撃強度)です。
衝撃試験を行い、強度を計算することができます。数値が大きいほど耐衝撃性があります。
また、プラスチックにはガラス転移点があるため、衝撃強さは温度依存性があります。
衝撃試験とは
振り子式衝撃試験機を用いるアイゾット衝撃試験やシャルピー衝撃試験などがあります。
ノッチ(切り欠き)を付けた試験片に高速で負荷を加えたときの抵抗を測定する試験です。
ノッチを付けることにより応力が集中するため、ノッチ形状、ノッチ加工方法の影響を受けます。
代表的な樹脂のアイゾット衝撃値
PBI | PEEK | PPS | PTFE | PAI |
46 {12} |
77 {20} |
19 {5} |
150~160 {14~16} |
138 {36} |
PBT | POM | ABS | PC | UHMW-PE |
37~53 {13} |
74 {19} |
314 | 830 | 破断せず |
PP | エポキシガラス | MC901・MC900NC | MC703HL | MC602ST |
50 {13} |
588 | 50 {13} |
39 {10} |
45 {12} |
MC801 | MC500AS R11 | 6ナイロン | PBN | ユニレート |
50 {13} |
180 {47} |
破断せず | 34 | 64 |
PVDF | ※単位はJ/m・{kgf・cm/2.54cm} ※記載の数値は代表値であり、保証値ではありません。 |
|||
80 {21} |
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