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機械部品を樹脂化するメリットと注意点を解説プラスチック加工のワンポイント講座


以前より進んでいた金属部品の樹脂化の動きは、部品の「軽量化」「低コスト化」が目的でした。
最近では環境対応を目的とした樹脂化が注目されており、お問い合わせを頂く機会が増えています。

金属部品を樹脂化するメリット

樹脂素材、金属素材は共に優れた特徴を持ち、それぞれ活躍する場面が異なります。
強度面、耐熱面に優れた新素材の開発により、少しずつ樹脂素材が検討可能な領域は広がっています。
これにより、これまで樹脂素材を使うことができなかった部品を、再度見直すことができるようになりました。

部品を樹脂化することで、樹脂素材ならではのメリットを得ることができます。
ここでは代表的なメリットを3つ紹介します。

軽量化

部品の樹脂化で最も影響が大きいメリットです。
軽量な金属素材であるアルミ合金やマグネシウム合金よりもさらに軽く、軽量化に貢献できます。
軽量化により持ち運びやすさの向上や、運搬コストの削減ができます。

省エネルギー化

産業機械や自動車などの動力が必要な製品は、軽量化により動かすのに必要なエネルギーを少なくすることができます。
地球環境問題への対応を背景に、現在特に注目されているメリットです。

コストダウン

特に優れた特徴を持つ金属の合金には、希少な金属が添加されているため、材料費が高額です。
また、難削材に分類されるものは加工時間も長く加工費も高くなる傾向にあります。
樹脂素材は比較的材料費が低く、加工しやすい素材が多いため、コストダウンを図ることができます。

樹脂化の注意点

樹脂素材への変更には上記のようなメリットがある反面、デメリットもあることに注意が必要です。
寸法精度面では金属素材に劣ります。
樹脂素材は温度や湿気による寸法変化が金属素材よりも大きく精度が出しにくい側面があります。

また、スーパーエンジニアリングプラスチックに分類される高機能樹脂の使用は、コスト増加になる可能性があります。
スーパーエンジニアリングプラスチックは高機能かつ高価な素材です。
元々使っていた素材が何かにもよりますが、コストダウン目的には適していない場合があります。

部品の樹脂化を検討中の方へ

湯本電機は樹脂・金属素材の合わせて200種以上の切削加工実績があります。
また、3Dプリンター出力での製作も提案可能です。部品の一体造形など、加工方法変更によるメリットも提案いたします。

部品樹脂化のご相談には、これまでの事例に基づき最適な提案をさせて頂きます。
樹脂化についてご不明な点などあれば、お気軽にご相談ください。

プラスチック切削加工事例

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湯本電機は樹脂の切削加工を中心に、様々なプラスチック加工に対応する切削加工会社です。
対応可能な加工については「プラスチック加工・樹脂加工 加工方法一覧」へ。

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