加工の際に加工品を固定、加工箇所を指定、あるいは精度を向上させるために用いられる道具のことです。
同じ加工品を大量に生産する際は、加工時間の短縮だけでなく、
材料の交換時間、機械にセットする時間さえも短縮すること求められます。
そのために治具は不可欠です。
また、同じように検査をする際に使用する検査用治具もあります。
同じ加工品を大量に生産するとそれと同様に同じ加工品を大量に検査する必要があります。
高い精度を維持しつつ、測定のバラつきがない速い作業を実現するためには、
検査用の治具が必要になります。
検査治具は、加工現場の検査用にはほとんどのケースで利用されています。
難しい形状でも、治具を使うことで、安定して測定することができます。
通常の治具を使わないで検査する場合に比べると簡単かつスピーディに品質のチェックが可能なため、
品質向上だけでなく、コスト削減にも貢献することができます。
このように、治具を使用するメリットは、同じ形状の加工品であれば、高度な技術がなくても、
同じ品質で、製品ごとのバラつきを最小限に維持しつつ、大量に生産ができるという点です。
逆に、試作のような小ロットの製品の加工の場合、製品ごとに治具作成が必要のため、
治具作成にも時間をとられてしまうというデメリットがあります。
加工現場では治具とよく似た意味で取り付け具という装置もつかわれますが、
こちらは治具と違って、加工の際に加工品を機械に取り付けることができるようにする装置のことを指しています。
実際には治具と混同されていることが多いです。
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