プラスチック・樹脂の用語を
私たちが詳しくご説明します。

Yumopedia ~プラスチック・樹脂用語解説~

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※本用語集は、当社で調べた用語の意味を簡潔に記載しています。
本用語集に記載されている情報の正確性・完全性を保証するものではありません。

クーラント 関連知識 Yumopedia


クーラントとは冷却水のことです。
一般的には、自動車や工作機械のエンジンを冷やすものとして用いられています。
切削加工時に使用されるものはエマルジョンと言い水に5~10%の油を加えた混合液です。
切削油と呼ばれることもあります。
一部では、エマルジョンに代わって油や圧縮した空気をクーラントとして使用することもあります。

クーラントを使用する目的

・加工部位の冷却
切削加工時には刃物や加工品が高速回転しながら接触するため、熱が発生します。
この熱は刃物の消耗を大きくし、加工品が歪む原因になります。
クーラントをかけて冷却しながら加工を行うことで刃物の寿命を伸ばし、加工品の外観をきれいに寸法精度良く仕上げることができます。

・キリコの除去
クーラントを流すことで人力でのキリコ除去の手間が省けます。
また、キリコを除去しながら進められるので、加工内容によっては加工条件を上げることができ、加工時間の短縮に繋がります。

加工機のクーラントの出方

下記の3つのタイプがあります。
1つは、クーラントの専用のクーラントホースから出てくるタイプのもの。刃物とは別にムカデの胴体のようなホースがついており、加工部位に当てやすいよう自在に角度を変えることができます。
2つ目は、ドリルの付け根あたりからクーラントが出てきてドリルを伝って加工部位に当てるタイプのもの(サイドスルークーラント)です。
そして3つ目は、ドリル自体に穴が空いていて、機械の内部を通ってドリルの先端部分からクーラントが出てくるタイプのもの(センタースルークーラント)です。
1つ目より2つ目、さらに3つ目のタイプのものが加工部への命中精度が高く、高価になります。材質や加工内容によってタイプやクーラントをかける角度、圧力を適切な条件に整えます。
湯本電機も上記タイプの加工機を備えており、技術者が加工に合った条件を試行錯誤しながら加工を進めております。

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湯本電機では切削加工から3Dプリントまで、様々なプラスチック加工に対応しております。
対応可能な加工については「プラスチック加工・樹脂加工 加工方法一覧」へ。

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