プラスチック・樹脂の用語を
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Yumopedia ~プラスチック・樹脂用語解説~

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※本用語集は、当社で調べた用語の意味を簡潔に記載しています。
本用語集に記載されている情報の正確性・完全性を保証するものではありません。

ベアリング 関連知識 Yumopedia


ベアリングの役割

ベアリングは、軸を正常に滑らかに回転させるために用いられる部品で、軸受とも呼ばれます。
回転駆動する軸との摩擦を減らし、エネルギー損失や発熱を減少させ、部品の消耗を防ぐ役割があります。
素材には金属やプラスチックが使用されます。

滑り軸受け加工品

ベアリングの種類

ベアリングには主に転がり軸受と滑り軸受の2種類があります。

転がり軸受は、内輪・外輪・転動体(玉など転がるもの)・保持器(転動体を挟み、正しく回るために位置決めをする役割)から構成されています。
転動体は球状の「玉(ボール)」と、丸棒状の「ころ(ローラー)」の2種類があり、内輪と外輪の輪の間に挟まれて機能します。
転動体が回転することによって機械部品の摩擦を軽減し、焼付きなどによる異常の発生防止や機械の耐久性の向上に繋がります。

ボール軸受は受ける荷重の方向によりラジアル玉軸受とスラスト玉軸受に分類されます。
深溝玉軸受(代表的なラジアル玉軸受)はベアリングに対して垂直の力(ラジアル荷重)と両方向の力(アキシアル荷重)を受けるためより摩擦トルクが小さく、高速回転する箇所や低騒音・低振動が要求される用途に用いられます。

ころ軸受は受ける荷重の方向によりラジアルころ軸受とスラストころ軸受に分類されます。
円筒ころ軸受け(代表的なラジアルころ軸受)はベアリングに対して垂直に力(ラジアル荷重)を受けころが転がる内輪と外輪の転走線で力を受けるので負荷が強い箇所に適しています。

滑り軸受は、内輪と外輪の間に油や空気を入れて軸と軸受の間の滑りを良くした軸受です。
構造が単純で、摩擦は転がり軸受けよりも大きいですが、振動や衝撃に強い特徴があります。

他にも工作機械のX-Yテーブルに用いられるリニア軸受けがあります。

ベアリングの用途

ベアリングが使用されている製品の代表例は自動車です。
一般的な自動車には100~150個以上のベアリングが使用されています。

これらには車輪の振れを防止し、ギアの噛み合いをサポートする役割があります。
ベアリング無しでは自動車はスムーズに走ることはできません。

他には、鉄道や飛行機などの乗り物、冷蔵庫や掃除機、エアコンなど様々な家電製品に使用され、省エネ化や高機能化に貢献しています。

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