耐熱性
耐熱性とは
耐熱性とは樹脂・プラスチックが高温環境下において物性を維持する性質のことを言い、その素材を使用する上で非常に重要な項目です。耐熱性を超える環境での使用は、機械の劣化や事故の可能性を高めます。部品の加工の際には使用環境と素材の耐熱性の確認が必要です。
樹脂・プラスチックの耐熱性は、ポリマー分子の結合エネルギーによって決まります。一般的に耐熱性の高い樹脂・プラスチックは、分子連動をしにくい構造になっています。炭素鎖のほかに酸素や窒素などの炭素以外の元素が入ると、温度を上げても運動しにくく熱に強くなります。
特にベンゼン環を特徴とするスーパーエンジニアリングプラスチックは、結合が強固で、高温になっても構成分子が運動しにくく、高い耐熱性を維持することができます。耐熱性が求められる自動車エンジン部品、電子部品、高密度電気などの分野に使用されています。
耐熱性の種類
耐熱性は化学的耐熱と物理的耐熱の2つに分けられます。化学的耐熱は高温環境下での酸化や熱分解による劣化、連続して使用できる温度、熱による化学変化への耐性です。物理的耐熱は高温環境下での機械的強度の低下や、軟化などの物理的変化への耐性です。
また、これに関連する用語に耐熱温度があります。これも最高使用温度と常時使用温度の2つに分類されます。最高使用温度は短時間のみ使用できる温度で、一瞬であれば耐えることができます。
また、常時使用温度は連続して使用することができる温度で、この温度までなら連続して使用しても支障がない温度です。素材選定の際には用途に応じてこれらの条件を確認することが重要です。
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