プラスチック・樹脂の用語を
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Yumopedia ~プラスチック・樹脂用語解説~

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※本用語集は、当社で調べた用語の意味を簡潔に記載しています。
本用語集に記載されている情報の正確性・完全性を保証するものではありません。

摺動部 関連知識 Yumopedia


部品同士の接触部分のことを摺動部といいます。
摺動部の部品として有名なものは、ギヤ、ベアリング、ワッシャーなどです。
摺動部には摩擦が発生するため、接触する部品同士の耐久性や、精度を低下させてしまうという影響があります。
そのため、一般的に摺動部には摩擦の少ない素材が使われたり、潤滑油を塗って摩擦を下げたりして対処されています。
摺動部の種類には回転摺動、面摺動、スライド摺動という種類があります
摺動部に適した素材としては金属では真鍮がよく使用されています。
また金属では、摺動性を高めるために表面処理を施す場合もあります。
摺動メッキとして有名なものは下記があります。
1.硬質クロムメッキ(バフ研磨との併用)
2.テフロン無電解ニッケルメッキ

ドライ環境での摺動部には、オイルなどの潤滑剤がないため摺動部品自体にすべり特性を有している事が求められます。
樹脂は自己潤滑性を備えていることがほとんどですが、摺動部品に使われているのは金属である事が多く、
無電解ニッケルめっきにPTFEを共析させたカニフロンメッキや硬質クロムメッキの処理を行い
金属自体に潤滑性を付与することで摺動部や回転部の焼きつき防止をしています。

摺動部には自己潤滑性を持つ樹脂材料が適していますが、その中でも
PTFE(テフロン)、MCナイロン、POM、超高分子量ポリエチレン、PET、PEEK、PPS、摺動グレード
上記の素材は樹脂の中でも特にすべり特性、耐摩耗性に優れているため、
摺動部にうってつけの材料です。



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